「『振り仮名』があれば、学力は上がるのか」松本大著│学ぶ力を育む役割も…消えゆくルビの可能性を探る
「『振り仮名』があれば、学力は上がるのか」松本大著
経済界で活躍する著者は、幼いころ、家の本棚にあった園芸の指南本で理系の学問への深い興味が育まれたという。それが可能だったのは、窒素や燐酸など、習っていない漢字にルビが振ってあり、知らない熟語を辞書で調べられたからだ。
読み方が分かるということは大切なことで、読み方をもとに自分で調べれば、その言葉に関連する周辺情報にも知識は及び、興味も一層広がる。
しかし、近年、新聞や雑誌、書籍をはじめさまざまな場面でルビが少なくなっている。
そうした状況に危機感を抱き、ルビの普及活用の推進を目指す財団を設立した著者が、ルビの歴史や担ってきた意義の大きさ、さらにルビが廃れた背景などを解説しながら、ルビの普及によって開ける未来を展望する。 (ポプラ社 1078円)


















