他人のカネと部署の積立金をシレッとネコババ…東京国税局30代職員への大甘処分と発覚のきっかけ

公開日: 更新日:

「原資は自身の給与と親族からの借り入れ、積立金の流用です。職員は19年以降、競馬の払戻金の確定申告5年分について、提出期限を超過させています。理由は『競馬取引はトータルで損失が生じていたので、申告が必要と思っていなかった。期限後に提出した』と話しています」(東京国税局広報広聴室)

 徴収官は「バレないだろうと思った。競馬で負けて手持ちがなくなったが、購入したい気持ちを抑えられず、後で返せば問題ないと思った」と話し、現在は全額返金したという。

 いずれも停職処分としたことについて、東京国税局は「人事院の懲戒処分の指針を踏まえ、総合勘案した上で、この処分としています」(広報広聴室)と説明。一般企業だったら一発でアウトだ。恐るべき国税局のモラル崩壊である。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」