U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった
U18野球W杯スーパーラウンドは12日、日本がパナマと対戦。ひと際目を引いたのが、横浜勢の活躍だ。
0-1の六回1死から主将で4番・阿部葉太外野手(3年)が右前打で出塁すると、5番・奥村凌大内野手(3年)の打席で、ディレードスチールを決めた。奥村凌の右飛で2死三塁と走者を進めると、6番・為永皓内野手(3年)が中前へ適時打。春のセンバツを制した横浜トリオが躍動し、7回制の終盤に1点をもぎ取った。
4点を勝ち越されて迎えた延長タイブレークの八回裏1死満塁の好機では、再び阿部、奥村凌、為永の3人が、怒涛の3連続適時打を放ち、またも同点に追いついた。日本は九回裏にスクイズでサヨナラ勝ち。7連勝で決勝進出を決めた。
ちなみに、阿部のディレードスチールは、ここぞの場面で繰り出す必殺技である。
「スタートを遅らせることで、捕手は一塁走者が走ったことを察知するのが遅れる。智弁和歌山との今春センバツ決勝や、今夏の神奈川大会決勝の東海大相模戦など、大事な試合でことごとく成功させ、今回のU18の韓国戦でも決めていた。投手の奥村頼人(3年)を含め、U18日本代表20人中、横浜勢が4人も選ばれているのは、能力が高いのはもちろんですが、1点をもぎ取るための野球を徹底的に叩き込まれているから。国際大会でこうした接戦になった時、横浜の選手が真価を発揮するんです」(某強豪校の指導者)