広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」
広陵(広島)の相次ぐ部内暴力騒動が、部員の進路に影響を及ぼしていることが26日までに分かった。
1月に起きた野球部内の暴力事案と別の部内暴力を告発するSNSへの投稿を契機に、夏の甲子園2回戦以降の出場を辞退。中井哲之監督(63)が退任に追い込まれる事態に発展したが、被害者の保護者が広陵の一連の対応に関して、「虚偽報告」などと批判的な声を上げるなど、騒動はまだまだ収まりそうにない。
そんな広陵硬式野球部への逆風は激しくなる一方だ。複数の関係者によると、3年生のレギュラークラスの部員が「大学への推薦入学の内定」を取り消されているというのだ。
さる関東の大学野球関係者がこう明かす。
「プロ野球選手を多数輩出している複数の名門大学が広陵の野球部員を敬遠し始めています。暴力が常態化しているだけでなく、広陵OBによる不祥事も相次いでいますから。現時点で部内暴力などの不祥事に関わっているかどうかはさておき、入学後に発覚しないとも限らない。いくら野球がうまくても、リスクが大きいというわけです」