07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

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森繁和氏による「オレ流とともに去りぬ」(第3回=2011年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

 当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり、そして“事件”。当時の空気感や人間関係、出来事の裏側がありありと浮かび上がる。

 今回はあの落合博満氏について綴られた、森繁和氏による「オレ流とともに去りぬ」(第3回=2011年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 11月30日に中日の一、二軍の投手全員が集まって、オレの送別会をやってくれた。そろそろお開きという段階になって、山井大介が「森さん、1つだけ聞いてもいいですか?」と言ってきた。

「あの時、ボクがもし、行かせてくださいって言っていたら、どうしてましたか?」

 山井が「あの時」と言ったら、日本ハムと戦った07年の日本シリーズのことしかない。

 中日の3勝1敗で迎えた第5戦、完全試合を続けていた山井を八回で降板させ、抑えの岩瀬につないで日本一になったあの試合である。

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