東海大病院「薬剤投与」安楽死事件(1991年)
入院していた末期がんの患者に、担当の内科医が塩化カリウム(KCL)を投与して殺害した「東海大安楽死事件」。
当初、日刊ゲンダイにもたらされた情報は、「青酸カリ(KCN)を投与した」という衝撃的なものだった。実際には「KCL」だったのだが、青酸カリと聞き「これは大変な事件だ」と驚き、取材に走った。
前代未聞の事件だったこともあり、取材は慎重に進められた。看護師寮の前にも張り込み、証言を得ようとしたが、なかなか「裏」が取れなかった。決め手となったのが、内科医の親族の連絡先を入手し、証言を得たことだった。
病院側は「事件」を隠蔽しようとしていた。日刊ゲンダイのスクープがなければ、闇に葬られていた事件だった。内科医は、その後、殺人罪で起訴され、懲役2年、執行猶予2年の判決が下されている。




















