名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

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 捜査員は延べ10万人以上、事情聴取したのは5000人以上と報じられているが、警察の目は節穴というしかない。週刊文春(11月13日号)と週刊新潮(同)が報じている悟と安福との重大な「過去」を見逃していたからである。2人は高校の同級生だった。
<愛知県豊橋市内にある昔ながらの喫茶店で、ひと組の若い男女が向かい合って座っていた。高度経済成長も終わりを迎えた一九七五年のことだ。男は私立大学の学生で、女は受験浪人中の身だった。
『やっぱり君の気持ちには応えられないよ』

 男がそう告げると、女は突然号泣し始めた>(文春)
<安福容疑者について、悟さんがこう振り返る。
『高校時代、同じソフトテニス部に所属していましたが、印象は“おとなしい”のひと言です。ただ彼女から高校時代に二度、バレンタインデーの時にチョコをもらいました。“好きです”と書かれた手紙を受け取ったこともありますが、私は当時、彼女の親友のことが好きだったため、気持ちには応えられないと断りました』(中略)

 卒業後、悟さんは同県豊橋市内の大学に進学するが、思わぬ形で安福容疑者と再会することになる。

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