9年間逃走のヒットマン逮捕…神戸山口組・井上邦雄組長は絶体絶命か?
神戸山口組のヒットマンとして指名手配され、9年間も逃亡を続けていた菱川龍己幹部が6月23日、潜伏先の山口県下で殺人などの容疑で電撃逮捕されたとの一報は、またたく間に任侠界を駆け巡った。
事件のあらましはこうだ。2017年9月、神戸市長田区の路上で、絆會(当時は任侠山口組)の織田絆誠会長が自宅を出たところを襲撃され、ボディーガード役の楠本勇浩組員が拳銃で頭を撃たれ殺害された。襲撃したのが、今回、逮捕された菱川龍己幹部と見られている。
当時、神戸山口組(井上邦雄組長)の切込隊長として風雲を巻き起こしていた織田会長は、組の運営方針をめぐって井上組長と決裂。「神戸」を脱退し、新組織を結成した上で異例の記者会見を開き、メンバーが古巣の「神戸」を「大型詐欺」などと痛烈に批判していた。井上組長の逆鱗に触れたことが、暗殺未遂事件の引き金になったのは明らかだった。某組織のOBが言う。
「実行犯と見られた菱川幹部の行方は杳として知れず、口封じのためにすでにこの世にいないのでは、との風評も絶えなかった。ただ、組織のために体を張ったヒットマンを闇に葬るなど言語道断ですから、仮にめくれたら(事実と判明したら)誰ひとりトップ(井上邦雄組長)についていく組員はいなくなる。実際、菱川幹部の渡世上の親にあたる菱川徹組長は、19年前に起きた内部粛清殺人の実行犯の逃亡を手助けしたとして、今年になり逮捕されたばかりだ。最後までヒットマンの面倒を見るのは当たり前の話だ」
2つの事件のヒットマンは、山健組の陰の実行部隊と称された傘下組織から出ているが、それも偶然ではなかろう。


















