「フォーク隠し」だけじゃない 巨人・菅野の図太さ、シタタカさ

公開日: 更新日:

 今季前半戦の終盤、伯父でもある原監督に「テクニック、小技に頼っている」と厳しいコメントを出されたが、「でも、変化球は紙一重ですからね」と軽く受け流してみせる。大黒柱の阿部にだって「自分にも考えがあるので、しっかり伝えるようにしている」とキッパリ。他球団にクセがバレていると囁かれた際も、「もう大丈夫。秘策がある」と逆手に取ることを考えたくらいだ。

 今春キャンプ。巨人のユニホームに袖を通して数日しか経っていないにもかかわらず、興奮気味に質問攻めする記者を「まあまあ、続きは後でゆっくり話しましょう」と制したうえ、その後に「では、どうぞ。よろしくお願いします」ときちんと時間を設けて対応していた。スポーツマスコミは対応次第で味方にも敵にもなることが分かっているからである。

 そのしたたかさと度胸が、大一番で遺憾なく発揮された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"