山崎武司が直言「巨人が警戒すべきは今後もジョーンズ、マギーより銀次」

公開日: 更新日:

 予想どおり第2戦は息詰まる投手戦となった。楽天の先発・田中と巨人の菅野。共にリーグ屈指の好投手だけに、互いに大量点を奪えないことは予想できた。そのうえで打者の観点から勝敗のポイントを挙げるとすれば、巨人投手陣の助っ人2人(ジョーンズ、マギー)への過剰な警戒と、3番・銀次への警戒心の希薄さだったと思う。

↓………ここから続き………

<2人で5四球>

 巨人投手陣はこの日、楽天打線を勢いづかせないよう、ジョーンズ、マギーの2人への攻めに異常なほど気を使っていた。2人に対し菅野、沢村、マシソンの3人で計5つもの四球を与えた(ジョーンズ3四球、マギー2四球)。直接得点に結びつかなかったとはいえ、楽天に得点チャンス、勝てるムードが生まれたのは明白だ。

 今年の楽天打線が機能したのは4番・ジョーンズ、5番・マギーの一発や勝負強さがあればこそ。短期決戦でこの2人を最も警戒しなければならないことも理解できる。しかし、この2人の活躍が光ったのは、公式戦でリーグ4位の打率.317をマークした3番・銀次が出塁してチャンスメークをしたからだ。ジョーンズの公式戦の打率は.243、マギーは.292なのだから、マークすべきはむしろ銀次の方。なのに巨人は銀次への攻めをおろそかにした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも