中日・井端 退団のウラに落合GMとの“不穏な関係”

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<大減俸、失踪騒ぎの末に自由契約>

 突然の発表だった。4日、中日井端弘和(38)の退団が決まった。
 井端は10月末、球団との下交渉で今季1億9000万円から、減額制限(40%)を大幅に超える約90%減の2300万円の提示を受け、交渉が決裂。1日の秋季キャンプから一切、公に姿を見せず、すでにロッカーの荷物整理を済ませていたという。周囲との連絡も断ち、失踪か!? ともいわれた井端は「今後のことは何も考えていません」とコメントした。

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 中日は今オフから落合GMが就任。井端にとって落合GMは、監督就任1年目からレギュラーとして起用してくれた“恩師”にあたる。今季は故障で低迷したが、来季の復活へ土台が整ったとみるファンもいただろう。
「いや、井端と落合さんとの関係は、以前から冷え込んでいた」と、話すのは中日OB。

「井端は当初、落合さんに可愛がられていた。ある年、優勝旅行を辞退した井端を連れて行くため、落合さんがわざわざ井端の実家に電話して、説得をしたこともある。しかし落合政権末期には、荒木と入れ替えで二塁にコンバートされ、フェニックスリーグで中堅を守らされたこともある。序列があった遠征先への飛行機の座席を、自分より格下の若手よりも後ろに指示されたこともあるなど、落合監督には不満を抱いていたようだ」

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