8億3000万円削減 中日厳冬更改は落合GMが“ケチ”だからか

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「落合さん、いつもホテルでメシを食ってないで、たまには若手を連れ出してごちそうしてやってくださいよ」

 落合GMが中日の現役のとき(1987~93年)だ。年齢の近い某選手が落合にこう話した。当時、落合の年俸はチームでただひとりの1億円プレーヤー。断トツの高給取りだった。

 ベテランになれば遠征の際、若手を食事に誘い、相談を受けたり、アドバイスをしたりするのが普通。高給取りならなおさらだ。ところが落合はそんなことを言われたあともまったく変わらなかったそうだ。

 キャンプのときもそうだ。練習休みの前夜や休みの日に後輩を飲みに連れ出して、コミュニケーションを図ったり、チームの一体感を図るのがベテランの役目でもある。ところが落合はホテルの部屋でテレビ局に頼んで編集してもらった、自らの本塁打シーンのビデオを一日中見ていたという。

 体を休める、研究熱心と言えば聞こえはいいが、遠征先といい、キャンプといい、ジッとしていればカネがかからない、人のためにカネは使いたくないという考えだろう。

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