巨人FA補償 「55」から「44」の大田に放出危機

公開日: 更新日:

 巨人大田泰示(23)が29日、契約交渉し、300万円ダウンの1200万円で更改した。

 今季は31打数5安打で打率.161、0本塁打だった。プロ5年間で放った本塁打はわずか2本。松井秀喜から受け継いだ背番号「55」は“剥奪”され、「44」に変更。「5年間、55番としていろいろな経験の中で成長させてもらった」と話した。といっても、外野の層が厚い巨人では、すでに「構想外」といっていい。

 巨人は広島からFAで大竹を獲得した。広島の松田オーナーは巨人に人的補償を求めることを明言。28人のプロテクトから漏れた選手の中で「ポジションは関係ない。若くていい選手を選ぶ」と話している。

 当落線上の選手を巡る駆け引きは、すでに始まっている。大田はそこにいるとされる。「広島出身で高い身体能力と23歳の若さ。漏れたら取ってくれないかな」と考える巨人の関係者は多い。とはいえ、亀井や松本哲、久保や福田など、実際に狙われそうなのは、一度はブレークして実績を残した選手。いくら「大田はご当地選手ですよ~」とブラ下げようが、「結構です」と見向きもされない可能性は高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル