今季4勝の中田にソフトバンク「4年10億円」のカラクリ

公開日: 更新日:

 浮かれてばかりもいられない。
 29日、ソフトバンク入りが決定した中日の中田賢一(31)が愛知県内で選手会の行事に参加。

「長い間、悩んだのですっきりしました。生活面を含めて、集中して取り組めると(ソフトバンクが)一番に感じた」
 と笑顔で話した。

 今季は4勝6敗。シーズン途中には先発から中継ぎに降格させられた。2ケタ勝利は07年の14勝(8敗)しかなく、9年間で通算61勝51敗。年俸も7000万円だった。

 それが地元九州のソフトバンクからは4年最大10億円の大盤振る舞い。中田もさぞ驚いただろうが、満額を手にするのは容易ではない。ソフトバンクの球団関係者が言う。

「年俸自体は4年最大6億円で、出来高を含めて10億円。この『最大』と出来高がミソです。というのも、ウチの査定システムは、やればやった分だけカネを稼げるというもの。逆に言えば、働かなければ中田も中日時代と大して変わらない額しかもらえない。満額の10億円を手にしたければ、それこそ今年の楽天の田中並みの活躍が必要になる。さすがに24勝しろとは言わないにせよ、最多勝に最優秀防御率、シーズンMVPを獲得し、さらにチームが日本一にならなければいけない。それを4年間続けて、初めて満額の10億円になる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動