ソフトバンクが密かに狙う、FA人的補償で「松中リストラ」

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 ストーブリーグでソフトバンクの勢いが止まらない。すでに、FA宣言している日本ハム・鶴岡慎也(32)の「一本釣り」をほぼ確定させ、16日には広島からFAした大竹寛(30)と初交渉。出来高払いを含め、4年最大10億円という好条件を提示した。

 今季、チームは08年の最下位以来、5年ぶりのBクラスに終わり、本業のライバルの楽天には日本一を奪われた。今回の大型補強はこの屈辱を晴らすための孫オーナーによる大号令といわれるが、その裏にもうひとつ、隠された「思惑」があるという。地元放送関係者がこう話す。

「実は、FAの人的補償で松中(信彦=39)を追い出せないかとの声が内部で上がっているんです」

 松中は今季交流戦終了直後の6月、起用法を巡って秋山監督と衝突。チームの交流戦優勝が決まった直後には、優勝セレモニーをボイコットした。この行動に秋山監督は激怒。そのまま無期限の二軍調整を課し、松中は引退濃厚といわれた。しかし、本人はシーズン終了後に「来季もやりたい」と現役続行を明言。球団は04年に三冠王に輝くなど実績あるベテラン生え抜き選手を“クビ”にすることは難しい。そこで、昨年の寺原の移籍時と同様、FA補強による人的補償を使って、他球団に引き取ってもらいたいというのである。

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