ロシア15歳の新星浮揚 ソチ表彰台に“黄信号”の浅田真央

公開日: 更新日:

 あどけない笑顔の少女が、五輪会場を沸かすかもしれない。
 先週末に行われたフィギュア欧州選手権(ブダペスト)の女子シングルは、ロシアの15歳・ユリア・リプニツカヤがショートプログラム2位から逆転優勝。大会最年少での頂点によりソチ五輪代表を確実にした。

 リプニツカヤの合計209.72点は、国際スケート連盟(ISU)公認大会での今季最高。キム・ヨナ(23)が国内大会で出した上げ底の227.86点とはワケが違う。今季はグランプリシリーズでも2勝を挙げ、ファイナルでも2位と急成長。「200%のすべりができた」というロシアの新星は、一気に地元五輪のメダル候補に浮上。オンライン・ギャンブルの「bwin」によるソチ五輪女子フィギュアの金メダルのオッズも、キム・ヨナ1.9倍、浅田真央4.25倍、リプニツカヤは8倍だ。

 これでリプニツカヤは浅田にとって怖い存在になった。今大会のフリー演技では、後ろに上げた右足を背中にピタリとつけて膝を持ち回転する、彼女の代名詞「キャンドルスピン」はもちろん、連続ジャンプも安定。柔軟性だけでなく、スピードも審判団にアピールした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情