未成年で酒、たばこ発覚の西武・相内に「タイガーマスク」のススメ

公開日: 更新日:

 22日午前、西武の周辺が物々しい雰囲気に包まれた。報道陣に対し、午後に緊急会見を開くことを通知。何ごとかと球団事務所にマスコミが大挙すると、飯田専務が会見。高卒2年目の相内誠(19)が、未成年ながら酒、たばこをやったことが外部からの投書で発覚し、6カ月の対外試合出場禁止処分を下したことが発表された。

 相内といえば12年ドラフトで2位指名された直後の12月、無免許で車を運転し、契約が一時凍結されたことがある。飯田専務は本人のコメントとして、「ファンの方々に申し訳ない。今後、このようなことをしないと誓います」と話したが、さすがに2度目の不祥事に、球界からは「クビになってもおかしくない」という声も出ている。

 むろん19歳で酒やたばこをやる連中なんてゴマンといる。ただ相内はプロ野球選手であり、しかも“前歴”がある。他の選手よりも目をつけられる存在なのだ。

 中学1年から、家庭の事情で千葉県にある児童養護施設に入所した。両親との接点もほぼなかったそうだ。野球から離れた時期には、施設の先輩から「野球をやめるな!」と説得されるなど、周囲のサポートもあって、千葉国際高に野球の特待生で入学。ドラフトにもかかった。「タイガーマスク」の伊達直人じゃないが、施設に通う子どもたちからすれば、憧れの存在なのだ。

 つまらんことで騒がれるんじゃなくて、野球でアッと言わせる活躍を見せてくれ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード