欧米では多数派…日本人女子選手も「低用量ピル」で五輪実力発揮

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 スポーツ医科学研究も行っている国立スポーツ科学センターがこのたびまとめた調査結果によれば、11年4月から12年5月の期間に、五輪の各競技団体の強化指定を受けた女性選手630人に聞いたところ、月経周期で体調がいい時期は、月経終了直後と月経後数日と答えた選手が、合わせて482人だった。

 欧米では低用量ピルを飲んで月経の時期をコントロールしている選手が多いというが、先の調査では、日頃からピルによる月経調整を行っている日本の選手は42人しかいなかった。

 これはピルに対する抵抗感か、スポーツ医学の遅れか、指導者の勉強不足か。低用量ピルの服用はドーピング違反ではないのだから、女性選手は専門家に教えを受けたらどうか。

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