ベスト4のノルマ達成に立ちはだかってきそうな要注意6校

公開日: 更新日:

 去る24日に行われたセンバツ選考委員会で、横浜が関東・東京6校目の最終枠で選ばれた。昨秋の関東大会準々決勝で佐野日大(栃木)に敗れたため、二松学舎大付(東京)と習志野(千葉)と1枠を争う当落線上とされていた。ヤキモキする冬を過ごしただけに、素直にうれしく思う。「出るからにはノルマはベスト4」と選手たちには言っている。

 今大会は混戦と見ている。その中でも佐野日大、広島新庄(広島)、明徳義塾(高知)の3校は好投手がいる。佐野日大と広島新庄のエースは左腕で右よりも厄介。昨夏の甲子園で4強入りした明徳の岸君(2年)は経験が豊富だ。

 昨秋の明治神宮大会を視察して日本文理(新潟)打線に衝撃を受けた。低めの球でも当てにいかない。各打者がフルスイングして低めの難しい球でも外野の頭上を越す打球を連発していた。高校野球も変わってきたと感じた。この試合は強い追い風が吹いていたことを差し引いても脅威なのは間違いない。この大会を制した沖縄尚学の打線も振れていた。

 08年に浦添商で夏の甲子園4強に導いた神谷監督の手腕で、九州大会2位に入った美里工(沖縄)は初出場ながら地力がある。神谷監督とは古い付き合い。毎年夏の終わりに練習試合を行っているだけに気になるチームだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ