ロッテ涌井 巨人戦で“火だるま”に首脳陣ニヤリの理由

公開日: 更新日:

「もう少し(状態が)上がってきてくれると思ったが、結局いいボールが1球もなかった。今日の状態じゃ厳しいよね」

 12日の試合後、ロッテの伊東監督が呆れるようにこう話したのが、この日の巨人戦で先発した涌井秀章(27)のことだった。

 オープン戦2度目の先発ながら、5回を投げて2本塁打を含む9安打8失点。火だるまになったFA右腕に、指揮官が「この回を絶対に抑えようという気持ちがない」とおかんむりなら、川崎投手コーチは「最初は力を(わざと)抑えているのかと思った。もうちょっと持っているものを出してもらわないと」と強い口調で苦言を呈した。

 涌井本人は「(フォームの)バランス自体は前回(登板)より良かったんですけど…」と話したが、3月末のシーズン開幕まで残り半月あまり。不安はぬぐえないと見るのが普通だろう。

■首脳陣は大喜び

 しかし、チーム関係者によれば、「監督が涌井を突き放しているのは一種のパフォーマンスに過ぎない。むしろ涌井が炎上したことを首脳陣はみんな喜んでいるはず」という。どういうことか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも