ローテ入り確実も追試…メッツ・コリンズ監督は松坂嫌い?

公開日: 更新日:

 開幕直前にハシゴを外されかねない。マイナー契約から開幕ロースター入りを目指すメッツ松坂大輔(33)のことだ。

 ここまでオープン戦は5試合に登板し1勝1敗、防御率3.86。好投を続けているものの、若手右腕のメヒア(24)も調子を上げてきた。そこでコリンズ監督は2人を28、29日のブルージェイズ2連戦で投げさせ、その内容で合否を決めるという。

■29日に最終テスト

 コリンズ監督は松坂の何が気に入らないのか。
 指揮官が投手、特に先発に強く求めているのが球数の抑制とテンポの良さだ。現役時代には遊撃手だったコリンズ監督は投手のテンポが悪いと、攻撃にも悪影響を及ぼすというのが持論らしい。

 松坂は5試合、計18回3分の2で球数は139球。1イニングあたりに費やした球数は約8球。一方、メヒアは3試合、計9回3分の1で82球。1イニングでは約9球で、球数だけなら現時点では松坂に分がある。

 昨季までの松坂は制球が不安定だったため、必要以上に球数を費やし、早い回での降板が目立った。1球投げるのに平均25.4秒(メジャーワースト2位)を要するなどリズムも悪かった。オープン戦で結果を残しているとはいえ、コリンズ監督の求めるレベルには達していないということか。

 29日の最終テストでは結果以上に加えてテンポ良い投球が求められる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  1. 6

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  4. 9

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択