2日で4発 巨人・阿部も“飛ぶボール”で駆け込み量産態勢

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 主砲が目覚めた。
 17日、巨人阿部慎之助(35)の2打席連続本塁打などでヤクルトに5-3で勝利。1本目は高めに抜けたフォークボールを仕留め、「ゾーンを上げて狙っていた」と、してやったり。2本目は高めのボール球の直球を叩き、「バットがきれいに出た」と自画自賛した。

 前夜も2アーチの阿部は、それまで0本塁打。打順は6番に下がるなど、カヤの外に置かれていた。橋上打撃コーチも「あとは慎之助」と心配していたが、2日で4発の固め打ちである。原監督が「らしさが出てきた」と言えば、阿部も「少しだけ捉えられるようになってきた」とエンジンがかかってきた。

■“飛ばない”時代に2冠

 先週、現在使用されている統一球が「飛び過ぎる違反球」だったことが判明。阿部は“またか”と思ったはずだ。WBCに2度出場。昨年、主将として日本代表を牽引した際、持論を展開したことがある。

「WBCのたびにボールが滑るとかボールが飛ばないとか毎回同じことを言っている。メーカーとのいろんなしがらみがあるのかもしれないけど、日本もいっそのことメジャー使用球にすればいいのにと思う。そうすれば、そういう問題が全部なくなるわけでしょ」

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