2日で4発 巨人・阿部も“飛ぶボール”で駆け込み量産態勢
統一球が導入された際の「国際試合に順応するため」という理念には、だから賛成派だった。実際、飛ばない統一球時代の12年に打率.340、104打点で2冠を獲得。本塁打も27本放った。各打者が大幅に成績を落とす中、まさに独り勝ち状態だった。
昨年、その統一球が秘密裏に飛ぶように変更されていた時は「ボールがどうとか、飛ぶとか飛ばないとか言っている時点でいいことではない。日本がボールで論議をしていることがすごく恥ずかしい」と苦言を呈してもいた。
■22日の納入延期
ミズノはこの日、来週22日からとしていた適合球の納入時期を延期すると発表。今月中の供給を目指して準備を進めるという。飛ぶボールは反対だが、“そうは言っても、今のうちに打っとくか”と言わんばかりに、主砲が「駆け込み量産」で、4連敗後のチームを2連勝に導いた。