8回2失点で3勝目も…マ軍岩隈が貫く「マイペース」の功罪

公開日: 更新日:

 シアトル・マリナーズの岩隈久志(33)が20日(日本時間21日)、敵地テキサス州アーリントンでのレンジャーズ戦に先発登板。元広島のルイスと投げ合い、8回を6安打2失点、1四球、3三振で3勝目を挙げた。試合は6─2でマリナーズが勝った。今季は4試合の登板で3勝0敗、防御率1・76と抜群の安定感だ。

 メジャー3年目にして、岩隈には風格すら漂う。昨季サイ・ヤング賞最終候補の3人に残っただけに、大ベテランのような振る舞いを見せているのだ。

 今季は1月の自主トレで右手中指を痛め、開幕から故障者リスト入り。4月に全休した遅れを取り戻すかのような働きぶりだが、好調をキープしているのは出遅れが幸いしたからである。

 昨季、チームトップの33試合(計219回3分の2)に登板した疲労が残ったままキャンプイン。オープン戦は登板せずに故障歴のある肩、ひじの疲れを回復させ、万全の状態で戦列に復帰できたこともプラスに作用している。

■出遅れても完封目前でもさっさと降板

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり