8回2失点で3勝目も…マ軍岩隈が貫く「マイペース」の功罪

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 シアトル・マリナーズの岩隈久志(33)が20日(日本時間21日)、敵地テキサス州アーリントンでのレンジャーズ戦に先発登板。元広島のルイスと投げ合い、8回を6安打2失点、1四球、3三振で3勝目を挙げた。試合は6─2でマリナーズが勝った。今季は4試合の登板で3勝0敗、防御率1・76と抜群の安定感だ。

 メジャー3年目にして、岩隈には風格すら漂う。昨季サイ・ヤング賞最終候補の3人に残っただけに、大ベテランのような振る舞いを見せているのだ。

 今季は1月の自主トレで右手中指を痛め、開幕から故障者リスト入り。4月に全休した遅れを取り戻すかのような働きぶりだが、好調をキープしているのは出遅れが幸いしたからである。

 昨季、チームトップの33試合(計219回3分の2)に登板した疲労が残ったままキャンプイン。オープン戦は登板せずに故障歴のある肩、ひじの疲れを回復させ、万全の状態で戦列に復帰できたこともプラスに作用している。

■出遅れても完封目前でもさっさと降板

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