放映権料また高騰 660億円で「野球五輪採用」を先物買い?

公開日: 更新日:

 これで20年東京五輪野球ソフトボール採用は近づいたのか。

 19日、NHKと民放のジャパンコンソーシアムがIOCとの間で、東京五輪を含む18~24年の4大会の独占放送権料で合意に達した。金額は1100億円。内訳は18年平昌(韓国)冬季五輪と20年東京夏季の2大会が660億円。開催都市未定の22年冬季、24年の夏季の2大会が440億円だ。

 12年ロンドンと14年ソチの2大会が360億円。東京は地元開催で視聴率が期待できるし、平昌も時差がない。「好条件が重なってIOCに吹っかけられた」(民放関係者)にせよ、今度の平昌と東京はロンドンの約1.8倍だ。

「高騰した放送権料の中にはいろいろなネゴシエーションがあるはずです。東京五輪での野球・ソフトボール採用も当然、その中に入っていると思います。野球・ソフトの採用は開催都市の利益にもなり、IOCに採用を働きかけやすくなります。また最近、JOCの竹田会長がIOCのマーケティング委員長に就任しました。日本での放送権料が360億から660億円になったのだから、IOCに対して意見も言いやすくなります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー