デシャンの交代策ズバリ! 盤石のフランスが2大会ぶり8強
決勝トーナメントに進出したW杯優勝経験国5カ国のうち、前回大会経験者が4人と最も少ないフランスが、横綱相撲のような落ち着いたサッカーでナイジェリアを沈めた。
スピードある突破で勝負するナイジェリアを、フランスDF陣がしっかり守り、徐々に主導権を握ると前半22分、中盤でボールを受けたフランスのポグバがドリブルで中央を持ち上がり、右サイドのバルブエナへ展開。その折り返しをポグバがボレーシュートで狙ったが、相手GKエニェアマのファインセーブに阻まれた。
後半も一進一退の攻防が続くなか、フランスは選手交代で流れを引き寄せる。同17分、CFジルーに代えてFWグリーズマンを投入、左サイドに張っていたエースFWベンゼマを中央に据えると、チャンスの連続だ。
同24分、グリーズマンとのワンツーで抜け出したベンゼマがGKと1対1に。シュートはエニェアマの右手に当たって勢いが弱まり、カバーに入ったモーゼスがゴールイン寸前でクリア。
後半32分にはCKの流れからMFカバイが強烈なシュートを放つが、クロスバーを直撃。同34分にFKからベンゼマが絶好のタイミングでヘディングシュートを放つも、エニェアマが好セーブ。