巨人・原監督の「レフトは外国人」発言にチーム内で異論噴出

公開日: 更新日:

「そういうことなら、左翼から亀井、橋本、長野でいいじゃん」
 巨人投手陣からこんな声が上がっている。

 そういうことなら、というのは左太もも肉離れから、近日中にも復帰する外野の橋本到(24)に関する、原監督の発言のことだ。故障するまで34試合で打率・316、2本塁打、16打点と巨人打線を牽引していたこの橋本を、原監督は「橋本が戻る時はスターティングメンバー。開幕時の状態ならセンター」と言っている。

 好調の亀井は右翼に固定。ともに守備力の高い2人の起用は、ディフェンス面を考えてもプラスが多い。ここまではもちろん、投手陣にも異論はないようなのだが、原監督の言葉が「レフトは外国人。チョーさん(長野)もあんな状態では厳しい」と続くから、クビをかしげる人間が少なくないのだ。

「打撃不振が続く長野のスタメン落ちを示唆する一方で、左翼にはアンダーソンかセペダを固定するというのですから、違和感を覚えるのは確か。打撃の調子が悪いのは、アンダーソンもセペダも一緒。同じ打てないのなら、守備力の高い長野がバックにいる方が、投げる立場からするとはるかに安心できる。セペダとアンダーソンの守りはスピード、肩ともにお世辞にもうまいとは言えず、投手陣の負担になっている。外野は守れる日本人3人が入ればいい、というのが投手陣の本音。調子を取り戻しつつある元首位打者の長野がベンチを温め、外国人が出るとなったら、やっぱり変でしょう」(チーム関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」