異例のスライド 巨人が菅野を沖縄で先発させたかった理由

公開日: 更新日:

 この日の菅野は初回に浴びた後藤の3ランに泣き、6回4安打3失点で4敗目。プロ2年目で初の連敗を喫した。これで前半戦10勝は厳しくなったものの、新人時代の昨季の13勝を上回る15勝には十分届くペースだ。

■来季は一気に年俸2億円

 そうなると、気になるのは年俸だ。1500万円から7000万円になった昨オフ以上の大幅アップは確実。今年は日本ハム時代のダルビッシュ(現レンジャーズ)が目安になるかもしれない。ダルビッシュは3年目のシーズンに15勝5敗、防御率1・82で最多勝利、沢村賞などを獲得。オフに年俸7200万円から一気に2億円にアップした。プロ4年目で最速の到達、当時21歳での史上最年少2億円プレーヤーになった年だ。

 7000万円の菅野は最年少でこそないものの、ダルビッシュより1年早い3年目。最短2億円到達となるのだ。さる球団関係者は「昨年の更改は上原(現レッドソックス)の6600万円が目安となった。もしダルと同等の成績なら、もちろん2億円が攻防ラインになる。今年はFAで補強した年だけに、生え抜きの菅野は、頑張った分、厚遇になるのは当然でしょう」と言う。

 原監督も球団も後押しする史上最速の2億円到達。故障でもない限り、実現する可能性はかなり高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動