下馬評ではメッシよりミュラーだが…W杯得点王のうまみ
ブラジルW杯の得点王争いは、準々決勝で敗退したコロンビア代表FWロドリゲス(23)が6点でトップに立っている。
そして史上初の2大会連続得点王を狙うドイツ代表FWミュラー(24)が1点差で続き、4点のアルゼンチン代表FWメッシ(27)、3点のオランダ代表FWファンペルシー(30)とロッベン(30)の5人にタイトルの可能性が絞られている。
日本時間14日早朝の決勝ではミュラーとメッシが直接対決する。
下馬評ではミュラーの得点王で決まりだろう、という声が多い。20歳で初出場した南アフリカW杯では、5得点を決めて得点王に輝いた実績がある。今大会は準決勝ブラジル戦で大量7得点の口火を切る先制ゴールを挙げてチームに勢いをつけた。豊富な運動量と献身的なプレーが特徴で、ゴールを狙う嗅覚も鋭い。
アルゼンチンとの決勝で1ゴール決めて「ロドリゲスと2人で得点王を分け合う」というのが大方の見方だ。
■メッシは「タイトルより優勝」
一方のメッシは「得点王よりも優勝のほうが大事」とスペインメディアに語っており、タイトルへの関心が薄い。ここまでの4点は1次リーグで挙げたもので、決勝トーナメントに入ってからは相手国のマークが厳しくなり3試合ノーゴールが続いている。堅牢DFのドイツからメッシが2点を奪うのはやはり難しいようだ。