「専守防衛」と「メッシ頼み」 ブレなかったアルゼンチンの戦術

公開日: 更新日:

 相手の長所を消し合うサッカーに終始した準決勝のオランダ-アルゼンチン戦は、延長戦を含む120分でも決着がつかず、PK戦に突入。アルゼンチンが4-2で死闘を制した。

 先攻のオランダは、1人目を準々決勝コスタリカ戦でPKを蹴らなかったDFフラールに任せる。ところがゴール右に蹴ったボールはコースが甘く、アルゼンチンGKロメロが止める。対するアルゼンチンは、1人目のFWメッシが落ち着いてゴール左に決めた。

 2人目はFWロッベン、DFガライと両チーム成功。オランダ3人目MFスナイデルのキックを再びロメロがストップ。ゴール左上に飛んだボールを読み切り、横っ跳びの好セーブを見せる。その後アルゼンチンは、3人目のFWアグエロがきっちり成功させ、決勝進出に王手をかける。

 もう失敗が許されないオランダは、4人目のFWカイトが成功させるも、アルゼンチンはMFマキシ・ロドリゲスが蹴ったボールがネットを揺らす。オランダゴールを守り抜いたGKシレッセンが一度は触ったものの、無情にもボールはゴール上に吸い込まれた。オランダのPKを2発止めたロメロが、この試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所