政治家の人気取りに“肩すかし” 錦織は栄誉賞辞退で株上げた

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「政治利用されまいと賞を辞退した錦織を褒めるより、錦織を政治利用しようとした地方の木っ端役人こそ叩かれてしかるべきですよ」

 こう言うのは作家吉川潮氏だ。

 17日、テニスの全米オープン男子シングルスで準優勝した錦織圭(24)が、故郷・島根県が授与を検討していた県民栄誉賞を辞退していたことが分かった。島根県の溝口知事によれば、錦織は以下のようなメッセージを寄せていたらしい。

「私はまだまだ発展途上で、世界ランキング1位などの夢に向かって努力している最中。私にとっての原点は、13歳まで育った松江市と島根県なのでとても光栄。プロテニス選手として何かを成し遂げ、キャリアに区切りをつけたときがふさわしいのではないか、というのが率直な思いです」

 スポーツで活躍したアスリートに賞を授与して自らの人気取りに利用しようというのは、政治家や役人の常套手段。その最たるものが「国民栄誉賞」だが、「仮に錦織が優勝していたら、安倍首相は国民栄誉賞の授与を考えたに決まってますよ。準優勝で県民栄誉賞とは、いかにも地方都市のやりそうなこと。普段から何かアピールできることはないかと必死で考えたのでしょうが、要するに政治家や役人の発想は一緒。利用できるものは何でも利用してやろうという魂胆なのです」とは前出の吉川氏だ。

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