全米オープン8強 テニス錦織圭の快進撃につく“お値段”

公開日: 更新日:

 テニス錦織圭(24)の快進撃が止まらない。全米オープンテニス第8日、シングルス4回戦で世界ランク6位のミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)をフルセットの末に破り、初の準々決勝進出。4時間19分の激戦を制し、日本勢としては1922年の清水善造以来、92年ぶりのベスト8進出を果たした。

 試合終了は現地時間で午前2時26分。「史上最も遅く終わった試合」に並ぶオマケもついて、「そういう記録を打ち立てられるのはうれしい。次も勝てるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

 錦織の世界ランクは11位。今年5月には日本男子初のトップ10入りとなる9位になった。4大大会をいつ制しても不思議はないのだが、成長のスピードに比例して「収入」も凄いことになっている。

 錦織の今季獲得賞金は185万3999ドル(約1億9300万円)。仮に今大会で優勝すれば、3億1200万円の賞金が加算される。そんなもんかと思ったら大間違いで、テニスの世界ではむしろスポンサー料が“本給”のようなもの。米大手経済誌「フォーブス」が発表する14年の世界スポーツ選手長者番付でテニス界トップの8位にランクされるロジャー・フェデラー(33=スイス)の年収は約57億円。そのうち53億円がスポンサー契約料となっている。

 現在、錦織が契約するスポンサーは所属の日清食品を筆頭にユニクロ、アディダス、タグ・ホイヤーなど計7社。そのスポンサー料は、合わせて20億円とも30億円ともいわれている。4大大会で優勝しようものなら、収入面でも世界のトップに肩を並べるのは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い