オリ糸井が米移籍直訴へ 最大の障害は天然の“メジャー音痴”

公開日: 更新日:

 オリックス糸井嘉男(33)が、近日中に入札制度によるメジャー移籍を球団に直訴するという。

 糸井は日本ハム時代の12年オフ、契約交渉の場でメジャー移籍を志願するも、球団側に「時期尚早」と却下され、オリックスにトレードされた苦い経験を持つ。そのトラウマもあって、2年間は移籍話を封印してきたが、今季はリーグの首位打者に輝き、チームを6年ぶりのAクラスに導いた実績をもとに移籍を訴えるつもりだという。

 だが、糸井の移籍にはいくつかの障害がある。

 まずは「金銭面」。オリックスは糸井放出に応じる条件として、「入札金が糸井の現年俸(2億5000万円)の2年分以上が提示されるようなら」(球団関係者)とする方針。ただでさえ日本人野手の評価が下がり続けているメジャーで、33歳という高齢の外野手に5億円以上の入札金を支払う球団があるのかといえば、疑問が残る。

 同僚の去就も大きい。今季投手2冠(最多勝、防御率)で国内FA権を持つ金子の引き留めに、球団は3年15億円を用意。この資金を捻出するために、糸井の移籍も「やむなし」となる可能性はある。が、金子は移籍が濃厚。そうなれば、球団は資金的にもゆとりができ、わざわざ「毎年打率3割」が計算できる糸井を放出する必要がなくなるのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束