ジョコビッチから頂点奪う 錦織圭に必要な4つのポイント

公開日: 更新日:

「これまで以上に注目度が増し、試合以外のことで神経を使うケースが多くなる。気持ちの切り替えが大事です。4つ目のポイントは下位選手との戦い方。格下との戦いには時間をかけたくないが、相手も研究してくる。錦織は攻撃が早い。格下選手は自分が先に仕掛けるケースが増えるはず。ゲームの主導権を奪い返すには、世界屈指のフットワークをさらに磨き、球速やコースも甘くなりがちな第2サーブも強化したい」(坂井氏)

 14年の全米オープンでジョコビッチを倒した時、錦織の1ポイント当たりの走行距離は8.42メートル。ジョコビッチの10.43メートルより短かった。ジョコビッチでさえベースラインより1.5メートルも下がっているのに、錦織はベースライン上や時にはラインの中に入って相手の運動時間を奪い主導権を握っていける強みがある。

 最後に坂井氏に4大タイトルの可能性について聞くと、「やっぱり錦織はラリーが長くなりがちで体力を使うクレーコートより、ハードコートの全豪や全米の方が優勝のチャンスはある」と言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは