ダルも利用価値大 レンジャーズ新指揮官は“データおたく”

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 レンジャーズ・ダルビッシュ有(28)の新たなボスであるバニスター監督(50)は現役時代、主に捕手を務めていたこともあり、データを重視する指導者だ。

 昨季までベンチコーチだったパイレーツでは、ハードル監督の右腕として手腕を発揮。12年に米プロスポーツ史上最長となる20年連続負け越しを記録したボロチームが立ち直ったのは、同コーチの功績が大きい。

 バニスター監督は、統計的手法を用いて選手の実力を客観的に分析するセイバーメトリクスの信奉者だ。

 パイレーツではあらゆるデータを分析して戦術を練り、チームを2年連続ポストシーズンに導いた。先発投手の球数を厳格に管理することで知られ、豊富なデータは選手の起用法にも生かされる。

 オフのレンジャーズは課題のひとつだった捕手の補強で後手を踏み、アストロズから2番手としてコーポラン(31)を獲得したぐらい。

 今季は昨季まで控えだったチリノス(30)が正捕手として起用される見込みで、どちらもリード面に不安が残る。ピンチの場面では、バニスター監督が相手打者のデータに基づいたサインを出してフォローすることも可能になる。

 ダルは奪三振王になった一昨年でさえ、32試合で26被本塁打と一発を浴びるケースも多かっただけに、指揮官のデータを利用しない手はない。

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