敵スコアラー脱帽 日ハム大谷はもう「7年目のダル」を超えた

公開日: 更新日:

「4カ月ぶりに見ましたが(昨シーズンとは)だいぶ違いますね」

 西武の亀井スコアラーが舌を巻いた。

 17日、日本ハム大谷翔平(20)が韓国KIAとの練習試合に先発。3回打者10人に対し、無安打1四球、6奪三振。初回にこの日最速の154キロの剛速球を投げると、三回は打って変わって変化球主体の投球。韓国の打者を子供扱いした。

「全体的に悪くはなかったですね。直球でファウルを取る、変化球を投げる、と試したいことは出来た。四球が余計だったけど、クイックが試せたから、まあいいかな」と、事もなげに試合を振り返った大谷。冒頭の亀井スコアラーがこう言う。

「フォームを見る限り、重心を落としていますね。少なくとも4カ月前に比べたら、左ヒザをグッと曲げて、一瞬ためるようにしてから投げている。あれだと肩やヒザは開かない。バランスが良くなっています。球持ちが長くなっているので、リリースポイントも打者に近くなった。おそらく打者は154キロのボールでも156キロくらいに感じるでしょうね。つまり球速を出すために思い切り投げる必要がなくなったということでもあります。スライダーも軌道が変わった。以前は大きな変化で、打者も手を出しづらかった。でも、今日は直球の軌道から横に滑る変化だった。あれならば打者も手を出しやすくなる。ただし、バットの芯には当たらないでしょうね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒