村田は二軍落ちでも開幕先発 巨人のお寒い“三塁事情”

公開日: 更新日:

 巨人の選手会長でもある村田修一(34)が、原辰徳監督(56)から前日の試合後に二軍調整を言い渡されたことで、緊張が走っている。

 チーム全体が貧打地獄に陥っている。チーム打率・227、本塁打は高橋由の1本で12球団ワースト。13日は当初、休養日の予定だったが、坂本ら大半の選手がジャイアンツ球場で打撃練習を行った。明日は我が身という“村田ショック”に他ならない。

 村田の打率は.156。中心選手が開幕まで2週間のこの時期に、故障でもないのに二軍落ちとは穏やかではない。開幕一軍メンバーから漏れる可能性も指摘されるなど、スポーツマスコミはかまびすしいが、チーム関係者は「一時的な話」とこう言った。

「本隊から離れて振り込ませるのが目的。春季キャンプ中は中井が成長の跡を見せて『(村田)修一の背中は見えてきた』と原監督に言わしめた。でもオープン戦に入って失速。最近は藤村や寺内が村田の後に三塁に入っている。この2人が開幕三塁か? 力不足と言っちゃなんだけど、答えはノーでしょう。村田はゴールデングラブ賞の安定した守備がある。たとえ打撃がこのままの状態でも、結局は開幕三塁で使うしかない。代わりがいませんから」

 指揮官は「スイングに強さが戻らなければ、試合では使わない」と話していた通りの厳しい決断を下したとはいえ、開幕までには呼び戻すしかないのが、巨人のお寒い三塁手事情なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発