原監督の“注射”も効かず…巨人村田「FA入団サード」の呪い

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 貧打にあえぐ巨人は、10日のソフトバンク戦もわずか4安打。オープン戦10試合を終え、12球団で唯一、本塁打が出ていない。

 中でも深刻なのは、6番で出場した村田。松坂世代だが、その松坂に三ゴロ、二ゴロに抑えられるなど3タコ。原監督に「だらしない。振りが鈍い」とカンフル剤を打たれたのはキャンプ終盤。それでも打率.154と一向に状態が上がってこないのだ。

 FA入団の三塁手といえば、小笠原もそうだった。07年からのリーグV3の立役者だが、入団5年目の11年に三塁から一塁に固定されると成績が急落。13年ぶりに規定打席に到達しないシーズンとなり、ここからベンチや二軍生活を余儀なくされていった。13年オフに中日へ移籍。どんなに功労者であろうが、力が衰えればバッサリやる。それが原監督である。

 村田も最近のオープン戦で一塁を守ることがある。公式戦で先発したことはないものの、このまま打てなければ、三塁→一塁→ベンチという流れになりかねない。村田が晩年の小笠原のようになってきた。

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