3週連続で外国人が優勝 「日本人だらしない」とファン苦言

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【日本プロゴルフ選手権】(埼玉・太平洋C江南C=7053ヤード・パー71)

 世界ランク320位とほとんど無名の豪州出身プロ、アダム・ブランド(32)が最終日に1つスコアを落としながらも3日目までの貯金を生かして楽々と逃げ切った。

 日本参戦2年目にして初勝利。これで男子ツアーは開幕から3試合連続で外国人プロが勝ち、1995年以来2度目の記録になる。

 最終日最終組は勝ったブランドと、6打差2位タイ発進の岩田寛(34)と川村昌弘(21)の3人。

 ブランドは「前半は緊張からドライバーやアイアンが左にいった」とショットが乱れ、パットも決まらなかった。だから岩田は「スキだらけだった」と見ていた。6番までにブランドのイーブンに対し、岩田は2つ、川村は1つ伸ばしていた。残りホールを考えれば逆転のチャンスもあったはずだ。

 そして迎えた7番パー4で流れが変わった。2組前の進行が遅れてティーグラウンドで20分近く待たされてからだ。そこで岩田はティーショットがOB。「どうやって待てばいいのかわからなかった。アレ(OB)からグジャグジャになった」(岩田)とボギー。川村も7番を3パットボギーとして、ここから3連続ボギーと崩れた。追い上げるほうが崩れ、7番でバーディーを決めたブランドを気分的に楽にさせてしまったのだ。

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