4安打の翌日スタメン落ち イチローは信頼されていないのか
それにしてもメジャーの首脳陣ってのは、なんだってこう、ウソつきというか、おべんちゃらばかり言うんだろうと、改めて思わせたのが米大リーグ、マーリンズ・ジェニングズ監督のコメントだ。
イチローが18日のブルワーズ戦で2シーズンぶりの4安打。シーズン10個目の盗塁まで決めて勝利に貢献。「衰えというものがまったく見られないね」と舌を巻いたジェニングズ監督が、それから24時間もたたない翌日のデーゲームでイチローをスタメンから外したのだ。
マーリンズは現在、外野をイチロー、ギレスピー、オズナ、ディートリッチの4人で回している。ナイター翌日のデーゲーム、20連戦の6試合目ということもあって、イチローは休養という意味合いらしい。「衰え知らず」と言いながら、乗りに乗っているベテランをベンチに置き、若手を使った。イチローは途中出場で1打数無安打、試合にも敗れた。
もっとも、4安打しても、打率は2割6分。外野のレギュラーのオズナはともかく、ライバルであるディートリッチの打率が2割7分8厘なら、ギレスピーは3割2分8厘(数字はいずれも19日現在)。成績だけ見れば休養を強いられるのも無理からぬこと。監督談話がリップサービスだなんてことは、本人だって百も承知か。