4冠射程ヤクルト山田の抑え方 権藤博氏が“奥の手”語る

公開日: 更新日:

コラム【権藤博の流儀】

 山田哲人(23)の勢いが止まらない。

 いや、勢いなどと書いたら失礼だ。100試合以上を消化して本塁打数でトップに立ち、打率と打点は僅差の2位。3冠王を射程圏内とし、そのうえ盗塁王もひた走る。4冠なら史上初。3割、30本、30盗塁のトリプルスリーはほぼ確実なものにするのだから、実力以外の何物でもない。

 普通、これだけ打つと投手の攻め方は厳しくなる。ライバル球団の中には、「当てたらゴメンナサイや。徹底的に内角にいけ!」と指示する監督や投手コーチもいよう。ただ、山田は内角球を実にうまくさばく。インコースは凡打と長打が紙一重。ちょっとでも甘くなればスタンドに持っていかれるという恐怖心が投手の腕を縮こまらせ、コースが甘くなる。それを痛打されると、内角攻めも徹底できない。

 いきおいバッテリーは「追っかけリード」になる。内角を打たれたら外角、外角をやられたらやっぱり内角。これを繰り返すから、的を絞りやすい。ますます山田の打棒が冴えるという好循環、バッテリーからすれば悪循環が生まれている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る