“4冠王”視野のヤクルト山田に早くもメジャーが熱視線

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「すぐにでも欲しいね」

 ネット裏のメジャースカウトがよだれを垂らさんばかりにこう言った。視線の先にいたのは、ヤクルト山田哲人(23)だ。

 26日の中日戦の初回に3戦連続となる先制3ランを放つなど2安打3打点。「(ホームランは)ちょっと詰まったけど、こすらず押し込めました」と話した山田は、後半戦6試合で打率.592、4本塁打、12打点と大爆発でライバル球団のスコアラーに「手がつけられない。抑えられるところがない」と白旗を揚げさせている。

 通算でも打率.328(3位)、23本塁打(1位)、60打点(3位)とグングン成績を上げ、三冠王を射程圏に入れている。その上、17盗塁はリーグ2位。三冠王はもちろん、過去に一度も達成者のいない本塁打王と盗塁王のダブル受賞を含む4冠王も視野に入れる。

 この活躍に複数のメジャースカウトが本格的な調査を開始。プロ5年目で、海外FA権を取得するのは先の話だが、大阪の履正社高時代から山田を追いかける冒頭のスカウトは、「三冠王に加えて盗塁王も獲得すれば、仮に今オフにポスティングをした場合、上限の20億円で入札する球団は複数ある」とこう続ける。

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