4勝同士のテレサ・ルーとイ・ボミ 実力差はどこにある?

公開日: 更新日:

「2人はショットのスピン量が明らかに違いました。グリーンが硬くなって、落としどころが1ヤード違うだけでピンに近寄ったり遠ざかったりする難しい設定のなか、テレサはグリーンに止める完璧なゴルフをしていた。一方、イ・ボミも決して悪くなかったが、2人の差は明らかだった。タフな設定ではテレサのゴルフの方が光っていたわけです」

 テレサが今季海外メジャー3試合に出場したのに対し、ボミは賞金女王を狙うと国内に専念して、海外メジャーに出場しなかった。その経験差が大きかった。部門ランクを見ても、ボミがテレサを上回るのは獲得賞金と平均パット数のみ。平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、平均バーディー数のすべてでテレサにかなわない。

「2人とも安定感があり、実力が抜きんでているのは間違いありません。しかし同じ舞台に立つと、高いレベルの2人でも力の差があることがわかる。あらためてテレサの強さが浮き彫りになった。テレサは終盤に池に落としてもまったくあわてず、笑顔で気持ちを切り替えるところもさすが。ボミは目の前で高い技術を見せつけられ、このままではヤバいと危機感を募らせ、逆にテレサは賞金女王を狙えるのではないかと、自信を深めたはずです」(前出の田原氏)

 日本の女子プロナンバーワンを決める大会を盛り上げたのは台湾と韓国の選手であり、日本人選手はカヤの外だった。テレサとボミ2人だけのガチンコ対決でも十分に面白いのがよくわかる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 3

    内部で新たな不倫騒動発覚!日刊ゲンダイの問い合わせには「ゼロ解答」、お粗末フジ会見と酷似

  4. 4

    逆ギレ前科あり小林会長は「都合よく選手を利用し、突き放す」…不倫騒動で対応のまずさ際立つ

  5. 5

    「不誠実極まりない」と大会関係者が怒髪天!不倫騒動の損害に謝罪も金銭負担も一切せず

  1. 6

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  2. 7

    川﨑春花5試合連続欠場の裏で…たぶらかした不倫キャディーが男子開幕戦から追い出された

  3. 8

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  4. 9

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 10

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"