賞金女王争い イ・ボミとテレサ・ルーは「心構え」に雲泥の差

賞金女王争いではイ・ボミが上だが…（Ｃ）日刊ゲンダイ

【ニトリレディス】

　賞金女王争い独走中のイ・ボミ（２７）が今季３勝目へ向け、３アンダー首位タイと好発進。

　イ・ボミは６月に２勝目を挙げ、１億円突破のツアー最速記録をマーク。ツアー記録１億７５００万円の更新どころか、初の２億円超えも視野に入れていた。

　ところが２週間前、テレサ・ルー（２７）がイ・ボミを上回る３勝目を挙げ、首位のイ・ボミは約１億２２２９万円、２位のテレサ・ルーは約８４８４万円。両者の差は約３７４５万円まで縮まった。

　２人の今季の数字を比較すると、平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、平均バーディー数でテレサ・ルーの方が上。唯一、平均パット数だけ、イ・ボミがリードしている。

　それでも獲得賞金で差がついたのは、イ・ボミの２０試合出場に対し、テレサ・ルーは１６試合しか出ていないから。

　イ・ボミは出場資格のある海外メジャーには目もくれず、日本で荒稼ぎ。一方、テレサ・ルーは今季、海外メジャー３試合に出場。全英リコー女子オープンでは６位に入るなど、世界のトッププロたちと腕を競っている。ちなみにテレサ・ルーがメジャーで稼いだ約１７０７万円は、日本ツアーの獲得賞金には加算されない。