まるで選手職員を“容疑者”扱い 巨人の「事情聴取」に疑問符

公開日: 更新日:

 衝撃の事件発覚から一夜明けた巨人は6日、クライマックスシリーズに向けた全体練習を再開。福田聡志(32)の野球賭博への関与が明るみになった翌日ゆえ、当然のことながら東京ドームは重苦しいムードに包まれた。

 午後0時半の練習開始前には白石オーナーら球団首脳が厳しい表情で現れ、緊急ミーティングを招集。ロッカールームに原監督ら首脳陣、選手、スタッフを集めて「非常に不面目な事態で極めて残念。巨人軍はグラウンド上、外でも紳士たらなければならない、重い責任を背負っている。それを君たちも忘れてはならない」と強い口調で綱紀粛正を求めた。

 久保球団社長は全選手と球団職員から事情聴取することを明らかにし、この日の練習後からさっそくヒアリングを開始した。ところが、“容疑者”扱いされる選手、スタッフからはブーイングが噴出している。

 確かに、事の重大さはチームの誰もが認識している。でも「野球賭博をやったことがあるか? やっている選手を知っているか?」と聞かれ、正直に答える人間が果たしているのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終