原vs田嶋の一騎打ち様相も JFA会長「脱密室選考」の不安

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 来年1月に初めて実施される「日本サッカー協会(JFA)次期会長選挙」の立候補受け付けが1日にスタートした。

 さっそくJFA専務理事の原博実氏(57)が、立候補に必要な書類を選出管理委員会準備室に提出。有力候補といわれていたJFA副会長でFIFA(国際サッカー連盟)理事を兼務する田嶋幸三氏(58)は、書類作成中であることを明かして「ルールにのっとって準備ができ次第、お伝えしたい」と話した。

 これまでJFAの会長は、JFA幹部で構成される役員選考委員会で推挙された人物が、そのまま会長に納まってきた。「大仁現会長、小倉前会長、犬飼前々会長と直近の会長3人は、サッカー界の実力者・川淵元会長の意向が大きく反映された」(サッカー関係者)こともあって「密室選考と呼ばれてきた」(前出の関係者)。数年来、FIFAから「会長は選挙で決めなさい」と指導を受け、重たい腰を上げて会長選に踏み切った格好。

 JFAは田嶋氏を推しており、JリーグはFC東京などで監督歴のある原氏を評価している。各都道府県協会、J1クラブの代表らで構成される評議員75人から7人以上の推薦があると立候補できるのでJ2札幌社長の野々村氏、J1湘南社長の真壁氏らの出馬を期待する向きもあるが、「JFAのお偉いさん以外は絶対にない」と冷めた見方が大勢を占めている。

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