4年ぶりFIFA理事 田嶋氏に課せられるW杯「アジア枠」死守

公開日: 更新日:

 アジアサッカー連盟(AFC)総会(4月30日)で国際サッカー連盟(FIFA)理事選が行われ、日本サッカー協会の田嶋幸三副会長(57)が初当選した。改選枠は3(4年任期2枠、2年任期1枠)。田嶋副会長は4年任期の候補者4人の中で36票を獲得。次いでマレーシアサッカー協会アブドラ会長が25票で当選。大韓サッカー協会の鄭夢奎会長とタイサッカー協会マクディ会長(現職FIFA理事)はともに13票で落選した。

「率直に言ってトップ当選は予想外でした。しかも、36という得票数にも驚かされました」とはサッカージャーナリストの六川亨氏である。

「個人的には、2位当選のボーダーラインを24票と想定。それを上回って2位当選でも良しと思っていました。韓国の鄭夢奎氏の立候補表明が遅れたのもラッキーでした。理事選には公職選挙法のような罰則規定がなく、投票権を持っているAFC理事に“ナンでもアリ”が見逃される世界。強敵の出遅れも、トップ当選の追い風となりました」

 FIFAの理事会は会長1人、副会長8人、理事15人の計24人で構成され、W杯などFIFA主催の世界大会開催地などの決定権を持っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」