4紙で60億円負担 大手新聞が東京五輪公式スポンサーの異常

公開日: 更新日:

 最後に前出の谷口氏がこう言った。

「20年東京五輪は招致段階での安倍首相の『アンダーコントロール』発言に始まり、新国立やエンブレムの盗作騒動など、さまざまな疑惑と問題が表面化している。安倍首相がコントロール下にあると強弁した福島原発の緊急事態宣言は今も解除しておらず、東日本大震災被災地の復興も進んでいない。むしろ、東京五輪が資材高騰や人手不足を招いて復興の邪魔をしているという現実もある。新聞をスポンサーに取り込むことで、されるべき批判を封じ込め、莫大なカネも集める組織委は万々歳でしょう」

 組織委を束ねる森喜朗会長の高笑いが聞こえてくる。

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