巨人阿部「捕手完全復帰」に隠された由伸監督“真の狙い”

公開日: 更新日:

 高橋由伸監督(40)が31日、キャンプ地の宮崎に入った。一軍コーチ、選手らと宮崎市内の宮崎神宮に参拝。「今年の優勝とみんながケガしないようにとお願いした」と話すと続けて、阿部を捕手に完全復帰させることを決断した経緯を説明した。

「本人のコンディションはあるけど、本人に『もう一度キャッチャーでどうだい?』という話をしたら、年明けに『キャッチャーいけます』と意気込んでいた。(12年からリーグ)3連覇した強い巨人の象徴。まずは捕手として競争してもらう」

 原前監督が「相当な覚悟で決めた」と実行した阿部の一塁コンバートを1年で差し戻し。阿部本人のためにも、チームのためにも、「これが最もいい形」(ある選手)とチーム内でも好意的に受け止められているが、指揮官には別の狙いもあるともっぱらだ。阿部が捕手に戻れば、一塁のポジションがポッカリ空く。新外国人で4番候補のギャレットが納まる可能性があるものの、まずは本職の左翼からスタートすることが決まっている。

 そこで高卒2年目の岡本和真(19)である。期待の若手有望株。長打力が魅力で、正三塁手・村田とのレギュラー争いに注目が集まる。一方で課題は守備。井端内野守備走塁コーチも「毎日やるかも」と連日特守で鍛える意向を明かしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは