“ねずみ”騒げば即手術…竜ドラ1小笠原は方針「決定済み」
東京スポーツが報じた中日のルーキー左腕・小笠原慎之介(18=東海大相模)の左肘の遊離軟骨の事実。手術に「賛成」「反対」で意見が分かれ、チーム内に激震が走っているというが、一方でこんな話もある。
まず、遊離軟骨とは骨片が剥離して関節の中で不安定な状態になることをいう。剥がれてしまった骨軟骨片を「関節ねずみ」と呼び、時に肘に激痛を走らせることがある。中日OBが小笠原の「ねずみ」についてこう説明してくれた。
「確かに小笠原の左肘にはねずみがいる。それも3匹(3片)だ。ねずみのことは他球団も昨年から知っているはずだよ。ねずみが原因でドラフトの指名候補から外したという球団もあったそうだから。今のところ小笠原は痛みを感じていないので、首脳陣は通常の練習をさせている。高校生離れしているピッチングに谷繁監督はゾッコンだし、このまま状態が良く、オープン戦でも結果を残せば、開幕一軍は間違いない。ただし、ねずみが騒ぎだしたら(=左肘痛発症)、早めに除去手術をすることは決まっている。その点については、小笠原のご両親にも東海大相模の門馬監督にも、きちんと説明をして了解を得ているそうだ」
25日には、シート打撃に初登板。実戦デビューは28日の韓国LG戦で、3月6日のヤクルトとのオープン戦(ナゴヤドーム)で投げるプランもある。
3匹のねずみには、当分おとなしくしていて欲しいものだ。